佐藤祐二

20230111マイストーリー

【なぜ、エスカレーターを駆け上がるのか】

19年前の2004年の春の通勤途中、あれは、天からの啓示だったのかもしれません。

 

わたしは東京駅の地下4階から山手線に乗り換えるためにエスカレーターを駆け上がっていました。

 

そんなに急いでいる訳でもないのに、自動で昇るエスカレーターを、大股で急ぎ足で駆け上がる自分に、

 

「何でそんなに生き急いでいるの?」

 

そんな声が聞こえてきたのです。

その声に、一瞬、心も足も立ち止まりました。

 

■年収1000万円と引き換えに

 

20代から外資系企業のマーケティング責任者としてそれなりに活躍したサラリーマン時代

 

忙しくて、

子どもたちが寝ているウチに出勤し、帰宅したらもう寝ているという日々の繰り返しでした。

 

 

 

子どもたちの寝顔に向かって、「仕事が暇になったら遊ぼーねー」と語りかけながら、なんとも言えない胸の痛みを掻き消す日々が続いてました😢

 

おそらく今のままなら、仕事が暇になるのは老後になってからだろう。

 

家族の幸せのために働いているのに、子ども達と過ごす時間がない!3人の子どもの世話を、妻1人に任せっきり良いのだろうか。

 

自分の悩みや、虚しさに耳を傾けてみると、

 

家族の笑顔が真ん中あることが、自分にとっての幸せなんだ!と自分の内からの答えに結びつきました。

 

 

そして、時間とお金を自由に使えるライフスタイルの模索が始まりました。

 

 

■見通しの立たない独立

 

最初に取り組んだのが、友人とのベンチャー企業の立ち上げでした。

 

事業は時代の先取りでしたが、日本、アメリカ、ドイツの3カ国に跨がる業務は多忙を極め、家族と過ごす時間どころか、寝る時間も犠牲にする状態になってしまいました。

 

さらに、多額の先行投資が必要で、利益が出るのはだいぶ先になり、豊かになる見通しも立たない日々が続きました。

 

 

時間とお金のゆとりを求めて始めたハズなのに、豊かにもなれず、家族との時間も取れず、事業に時間も身体も縛られ、しかも将来の成功は約束されていない、、

 

「これでは何のために独立したのかわからない…。」

 

「独立したのは失敗だったのか??」

 

「サラリーマンの方が良かったんじゃないか」

 

 

そんな想いが頭の中によぎる日々に迷い込んでしまいました。

 

 

■不労所得と権利収入

 

そんなある日、「金持ち父さん、貧乏父さん」で著名な投資家、ロバート・キヨサキ氏のキャッシュフロー・クワドラントという概念を知りました。

 

それは、自由とお金を手に入れている豊かなお金持ちは、そのほとんどが、「不労所得と権利収入」を得ている、という話です。

 

 

その一方で自分はサラリーマン時代から独立後も一貫して、当たり前のように「働くことによって」お金を稼ごうとしていました。

 

「これでは真の自由は手に入らない!」

 

一念発起し、「不労所得と権利収入」を得る仕組み作りに舵を切り始めました。これが私の大きなターニングポイントになったのです。

 

結果、1年で月収7桁を超え、時間とお金も自由になり、住む場所にも囚われない生活が始まりました。

 

 

更には得られ続ける権利収入を元に2014年からは家族7人で渡米し、アメリカンライフを満喫することとなったのです。

 

 

■そして現在

 

新たな挑戦に不安を感じる人は多いと思いますが、私が1,000万円を超える年収を捨てて独立すると決心した時の考えは、

 

「今のまま2年がんばっても給料が2倍になることは考えられない。だったら可能性がある方にチャレンジして、失敗したら田舎で畑でも耕せばいいや」

 

という、新たな挑戦を楽しむ楽観的な姿勢でした。

 

 

現在は、理想的な田舎暮らしをしています。

 

大自然の中で子どもたちと夢を語り合い、田舎を拠点に世界を飛び回り、都会でのストレスや不安から解放された自由な人生を楽しんでいます。

 

何よりも、妻と子ども達の笑顔が真ん中にある暮らしが幸せと感じています。

 

こんな田舎暮らしでも収入は独立前の5倍となり、時間も自由で地域のコミュニティやボランティア活動にも充実した日々。

 

人生は一度限りです。

 

自分の不安や悩み、そして夢や理想を見て見ぬふりはやめた方が良いと思います。

なぜなら、人生は何度も軌道修正することで、本当の理想の自分を生きることができるからです。

 今、私は「日本人の幸福度ランキングの向上」を一生涯のライフワークとしています。

 

幸福のためには、

 

健康

経済

良い人間関係

 

の3つが欠かせません。

どれか1つでも欠けていれば、それは軌道修正が必要です。

 

私の仕事はこの3つの要素をバランスよく実現する方法を伝え、子どもたちだけでなく、大人も夢を叶え、人生を自由に楽しめる、そんな仲間を増やしていくことだと考えています。