
🔸根っこワークワンポイント配信
20250809
▪️真実も、救いも、幸福も
それは、きっと外のどこかにあるのではなく、
ずっと自分の中にあったのかもしれません。
このたび、駅前のタワーマンションから、
駅から10分ほど歩いた場所にある、
母と暮らしていた思い出のマンションへと引っ越しました。
母と選んだ家具や、ずっとしまい込んでいた飾り物、
愛用していた食器や思い出の品をひとつひとつ手にとりながら、
捨てたり、飾ったり、心の中の記憶と対話するような毎日です。
66歳の引っ越しは、確かに体力も気力もいります。
けれど、今この場所で感じる穏やかで満ち足りた気持ちは、
あの時、必死に走り続けてきた自分がいてくれたからこそ、
たどり着けた景色なのだと、しみじみ思います。
あの頃、手のひらにぎゅっと握りしめて必死ながんばり,,,笑
それらを少しずつ手放し、
この手のひらに光が降りそそぎ、
違う喜びが、そっと心を満たしてくれました。
ハイスペックなものを追いかけて
高速道路を走り続けた日々を終えて、
今はゆっくり、一般道を歩くように、
日々の小さなぬくもりや記憶を感じながら暮らしています。
ここにある静けさと光。
これこそが、私がずっと求めていた「豊かさ」なのかもしれません。
——とはいえ、今日はまた違う一日。
これから、業界を代表する大手6社の企業さまにお招きいただき、
セミナーをさせていただきます。
仕事、暮らし、家族、自分、そして「幸せ」——
そのどれもがバラバラではなく、
支え合い、重なり合って生きていくもの。
どれか一つだけ頑張るのではなく、
すべてを抱きしめながら、
一生懸命に生きていくことが、
人生を豊かにしていくのだと感じています。
穏やかな暮らしの中に光を見つけながらも、
私は今日も、情熱を持って、走り続けていきます。
過去を抱きしめながら、
今を愛し、
未来へ向かって。
文責 野口悦子