■30年後、同じ場所で

🔸根っこワークワンポイント配信

20250712

 

■30年後、同じ場所で

 

同じ場所、同じ構図で並んで撮った一枚の写真。

時は流れて──

 

8歳だった息子は38歳に。

35歳だった私は、65歳になっていました。

 

初めて北海道に一緒に行ったあの日。

無邪気に笑う息子と、未来にワクワクしていた私。

あの写真に映る父の年齢に、いつのまにか自分がなっていることに、

時の流れの静かな奇跡を感じます。

 

でも、ただ「時が経ったね」と懐かしむだけではないんです。

 

大人になった息子

仕事をしていたわたし。母としての30年。

 

「人生って、何度でも創りなおせる」

そう確信する私がいます。

 

この旅行の一年後に

夫の転勤で、北海道に転居し、私は13年前に埼玉に、、

息子はひとり北海道に残りました。

 

思春期の反抗、迷いながらの挑戦、恋愛もあった。

親として、見守るしかできない日々もありました。

けれど、そんなすべてが糧になって、

今、彼は自分の人生を力強く歩んでいる。

 

そして思うのです。

息子だけじゃない、私自身も──。

 

両親に見守られ

娘として育ち

 

そして一人の女性として、

母となり

バーバとなり

 

変化しながらも

人生は育てていけるのだと、、

 

いのちとは、つながりそのものです。

 

生まれた瞬間から、

自分だけでは立っても生きてもいけない存在です。

 

両親、家族、

沢山の人との出会いで、

人に支えられてようやくその世界にいる。

 

そのありがたさに気づくとき、「私の生命」は愛おしい。

 

生命のバトンであるからこそ、今を生きる1日、1日を大切にしていきたいですね。

 

今日も、いい一日を。

 

文責)野口悦子