■心の発酵熟成

🔶根っこワークワンポイント配信

20240216

 

■心の発酵熟成

 

このところ、子供が親を殺めたり、親が子供を殺めたり、悲惨なニュースが起きています。

 

時短に、スピーディに

合理的に時を過ごす事を優先している世の中で、ヒトが人間になれていないと感じます。

 

人生の成功って、ゴールに価値をおくものではなく、生きていく道をひらくとか、心を磨くとか、相手を生かすとか・・・が、人間として生きていくために大切なこと。

 

それは、

子供から大人への時間に、ヒトが、人間になっていくうえで、身につけていくものです。

 

子供時代に、愛に包まれ、ゆっくりと、ゆったりした時間を過ごしながら、子供同士の諍いを経験したり、世の中の理不尽さも体験する。

 

さまざまな経験をしながら、ヒトとヒトの関わりの中で、自分の役目を知り身についていくものと思います。

 

大人になるまでの時間に、理屈からではなく、からだ全体で、体験を通じて、ゆっくりと知っていくのです。

 

しかし、子育て時代が1番忙しい。

私自身、忙しくしていると、時間に追われて、スケジュールをこなすことで一日が終わっていました。

時間は消費するものと感じてました。

 

しかし、子育ては、

手間も知恵も愛も必要で、時間を重ねて作っていくもの。

 

けっして、自分の思うおりに、時短にいくものではありません。

 

その、心の葛藤の時間が親として、育まれ親になれたとおもいます。

 

生き物の世界を考えてみると、ひとりだちするまで一番時間がかかるのが人間です。

 

時間がかかる、というのは、それがすでにひとつの大きな価値ですね。

 

時間は、消費するものではなく、育まれていくものと考えると、人生をより豊かなものと感じます。

 

年を取ることは、人生=人としてのこころを、発酵熟成していくものかもしれませんね。

 

文責)野口悦子