■人はウソをつく

🔶根っこワークワンポイント配信

20240116

 

■人はウソをつく

 

コミュニケーションは、

ビジネスにおける鍵となる要素です。

 

私は30歳の時、カウンセリングスクールで心理学を学び、

上級カウンセラーの資格を取得しました。

その経験から学んだ重要な教訓の一つは、

私たちは言葉を通じて

しばしば自分自身を偽るということです。

 

人は、深層心理を隠すために言葉を選びます。

例えば、内心は不安と戦争で満ちているとき、

人々は「愛が大切だ」と言います。

 

しかし、もし本当にその人の心が愛で満たされていれば、

「戦い」という言葉はその辞書に存在すらしません。

愛しかなければ、愛することは自然で当然のことです。

 

したがって、その人の言葉と行動の間に

矛盾が生じることがよくあります。

 

カウンセラーとして、私たちは言葉を鵜呑みにせず、

その背後にある深い意味を理解する必要があります。

 

私たちの深層心理は、実に興味深いものです。

よく考えてみると、私たちが怒りを感じる相手は、

実は私たち自身の鏡像なのです。

 

私たちが受け入れられない部分が、

他人の中に映り込んでいるために、

私たちは苛立ちを感じるのです。

 

「あの人は私とは全く違う」と反発するほど、

実はその相手は

私たち自身の一部を映し出しているのかもしれません。

 

嫌いな人を見つけたとき、

それは自分自身を見つめ直す絶好の機会となります。

そこから、私たちは成長へと一歩を踏み出すことができるのです。

 

本当の意味で愛を大切にする人は、

愛に生き、他者への思いやりを持ちます。

自慢話はせず、謙虚さを保ちます。

自慢する人は、実は深い不安と自信のなさを隠しています。

 

マザー・テレサの言葉

「戦争に反対する運動はしたくないが、

平和のための運動なら参加したい」

というのは、私たちの心が言葉や行動を形成することを示しています。

 

愛に満ちた人の心からは、

戦いという言葉は生まれません。

愛で満たされた心は、戦いの概念を知りません。

 

心に、戦いが渦巻いている場合には、

愛で偽装されたカモフラージュがある事に気をつけて下さい。

私たちは、それを感じ取り、

愛で包み込むことが重要です。

 

私たちの深層心理を理解し、

真のコミュニケーション能力を磨くことで、

ビジネスにおける関係性も深まり、

より豊かな人間関係を築くことができるでしょう。

 

文責)山上マミ