🔶根っこワークワンポイント配信
20240105
■新年の幕開け
新年の幕開けが大変なことになりました。
被害地域のみなさまには心よりお見舞い申し上げます。
今年は、「甲辰」(きのえたつ、こうぼくのたつ、こうしん)の年です。
十二支は、数や方角を表わしたりもしますが、もともとは植物が循環する様子を表したものです。
それが、その年の特徴につながるといわれており、今年の「甲(きのえ)」は、草木が成長していく様=どんどん勢いを増していく様子を表わします。
そして「辰」は十二支の中では唯一、架空の生き物である龍(竜)を意味します。水や海の神として祀られてきた龍は、大自然の躍動を象徴するものであり、また、「龍が現れるとめでたいことが起こる」と伝えられてきました。
占いの専門書「易経」に書かれている龍の話「乾為天」は、成功の象徴として、龍が成長するために必要な6つの段階を記しています。
龍は、陽の力であるリーダーシップ力を強い力で、発揮して物事を主導していきます。
その華々しさをみると、私たちはどうしても
「陽」が凄い!
「陰」は悪くて「陽」が優れていると思いがちです。
しかし、「成功の象徴である龍」には雲がいなければ、その能力は生かされないのです。
成功していくために、雲という「陰の力」が必要なのです。
陰がきっかけになって陽の力を引き出し、
変化を起こしていくのです。
新年早々からの重なる惨事に情報がさくそうし、憶測や「自説」が拡散される傾向にありますが振り回されないことです。
全ての事象には、陰と陽の両方を備えています。
「陰」の出来事を「陽」に変換していく力こそ、「龍」の力。
雲を従えて、恵みの雨を降らせる事が「龍力」です。
「甲辰」の今年は飛躍の年、飛翔の年です。
龍に起こされて、世の中が目覚めていく年の始まりなのかもしれません。
本年も宜しくお願い申し上げます🎍
文責)野口悦子