■怒り

🔶根っこワークワンポイント配信

20230922

 

■怒り

 

Facebookで知り合った方とお食事をしました。

色々なことを知っていて、始めのうちは「頭の良い人だなぁ」と感じてましたが、お酒が入ると、ずーと文句と悪口ばかり!

「あ〜!もう嫌だ!嫌だ!」が口癖⁉️

こんな人いるんだ!

とっても嫌な気分になったけど、これもまた意味あること。寝る前の

気分転換に、お釈迦様の「怒り」について書かれている物を読み直しました。

 

お釈迦様は、智慧あるものに怒りなしと言われています。

 

お釈迦様は怒りという感情への向き合い方を、こんなたとえで説かれていました。

 

この世には三通りの人がいる。

 

⚫︎水に書いた文字のような人

⚫︎砂に書いた文字のような人

⚫︎岩に刻んだ文字のような人である。

 

⚫︎水に書いた文字は流れて形にはならない。

水に書いた文字のような人とは、他人の悪口やイヤな言葉を聞いても心に跡を留めず、さらりと流して(手放して)しまえる人である。

 

⚫︎砂に書いた文字は、風が吹けば消え去ってしまう。砂に書いた文字のような人は、腹を立ててもしばらくすれば、心の中から消しさることが出来るような人である。

 

⚫︎岩に刻んだ文字は、、

岩に文字を刻んだような人とは、しばしば腹を立てて、その怒りを持ち続け、怒りが消えることのない人を言う。

 

 

岩に刻むとは、根に持つ、恨むということです。

怒りの感情は、暴力や暴言に姿を変えると、恐ろしいことに一瞬にして人生を奪うこともあります。

 

お釈迦様は、怒りとは、自分に盛る毒。と言われてます。

 

「智慧」とは、先を見通す力のことです。

先を見通すことのできる人には怒りはないのだよとも言われています。

 

彼女の悪口に嫌気をさしたのではなく、

彼女の言葉に、「怒り」を感じた自分に気が付きました。

 

「知恵あるものに怒りなし。

よし吹く風荒くとも、心の中に波風たたず

怒りに怒りをもって報いるは、げに愚か者のしわざなり」

 

わたしも、自分の「怒り」を岩に刻もうとしていたのねぇ、、、

 

今日も、明日の自分のために心穏やかに過ごしていきましょう。

 

文責)野口悦子