■今日6月13日小さな親切運動の日

🔶根っこワークワンポイント配信

20230613

 

■今日6月13日小さな親切運動の日

 

1963(昭和38)年6月13日

「小さな親切運動本部」が発足したことにちなんでの記念日

 

1963年(昭和38年)3月の東京大学の卒業式で、茅誠司総長(当時)は卒業生向けて次のような言葉を送りました。

 

「“小さな親切”を、勇気をもってやっていただきたい。そしてそれが、やがては日本の社会の隅々までを埋めつくすであろう親切というなだれの芽としていただきたい。

大学で学んだ様々な知識や教養を、ただ頭の中に百科事典のように蓄えておくだけでは立派な社会人とはなれません。

その教養を社会人としての生活の中に生かしていくには、やろうとすれば誰でもできる“小さな親切”を絶えず行っていくことが大切です。

“小さな親切”はバラバラな知識を融合させる粘着剤の役目を果たすのです」

 

「小さな親切」運動は、茅誠司と、この卒業告辞に感銘を受けた人々が提唱者となり、卒業式から3ヶ月後の6月13日にスタートしたそうです。

 

公益社団法人「小さな親切」運動本部

https://www.kindness.jp/

現在まで、600万人を超える方が受章

 

 

親切の内容は時代とともに、少しずつ変わっているという比較が、

ほっこりしてあったかい気持ちになたので、シュアしますね。

 

 

●昭和38年の親切の例

▶小学5年生の女子

とても混み合った銭湯で座れずに困っているおばあさんのために、空いた場所を見つけ、背中を流してあげた

 

▶高校2年生の男子

重いリヤカーを引いて坂道で困っている人を見つけ、後ろから押してあげた

 

▶50代の男性

郵便配達中に自転車がパンクして困っていた郵便局職員に自らの自転車を貸し、さらに次の配達の時までにパンクした箇所を修理してくれた

 

▶50代の男性

踏切で、耳の聞こえにくいおばあさんが、汽車が来るのに気づかずに歩いていたところを助けた男性。その後、おとしよりの安全のために、夜7時半から10時まで踏切の番をしている

 

▶中学2年生の男子

おばあさんが、下駄の鼻緒が切れて困っていたところ、自分の手ぬぐいを破いて直してあげた

 

 

 

●近年の親切の例

▶3人の看護師さん

居酒屋で飲食中の50代男性が心肺停止した場面に出会い、心臓マッサージや気道確保、近くのお店から借りたAEDで救命措置を施し蘇生させた。

 

▶小学5年生のとあるクラス

学習の一環として1年かけて栽培した青菜を漬物にして販売、収益金を盲導犬の育成に寄附した

 

▶小学生の兄妹

交通量が多く横断できなかった車椅子のお年寄りの為に、車を止め安全に渡らせてあげた

 

▶76歳の男性

一度閉店した飲食店を、東日本大震災の被災地に義援金を送るために復活。売上げの利益分は全額被災地に送っている

 

▶26歳の男性

客として訪れた銀行で、車椅子で来店した別のお客さんの補助や手助けなどを行員より先に行った

 

 

今日何か小さな親切にチャレンジしたいですね。

 

今日も良きチャレンジを!

 

文責)山上マミ